奈良美智が皿に描いたペインティング作品展「Shallow Puddles」開催 [10月2日-11月14日]
現代美術家、奈良美智の個展「Shallow Puddles」が、ブラム・アンド・ポー東京で開催されています。
本展の中心となるのは丸く浅い皿に描かれたペインティング12点で、キャンバス生地がパッチワーク状に貼付けられた作品です。2004年に制作された6点が同年に大阪・graf media gm、2006年に制作された6点が同年に青森・吉井酒造煉瓦倉庫で発表されており、今回東京で一堂に展示されることになりました。
絵皿に描かれているのは、もちろん奈良さんの代表的なモチーフであるにらみつけるような目つきの女の子。その大きな瞳がこちらを見据え、また目線をそらし、観る者の視線をとらえています。
会期:2015年10月2日(金) – 11月14日(土)
会場:BLUM & POE 東京
東京都渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森 5F
マジスの新作エキシビション「Objects by MAGIS」はKvadratのテキスタイルで空間構成 [10月24日-11月3日]
深澤直人、ロナン&エルワン・ブルレック、コンスタンチン・グルチッチをはじめとする、マジスの最新作エキシビション「Objects by MAGIS」が開催されます。
世界各国のデザイナーたちが、それぞれに自由に個性を発揮して創造するマジスのプロダクト。その魅力は、高いクオリティや実用性に裏づけられたものであるとともに、オブジェとしての高度な存在感を備えています。
本展ではそんなマジス製品のオブジェとしての性格にフォーカスして、今年のミラノサローネで発表された最新作を中心に展示。
デンマーク「Kvadrat」の多彩なテキスタイルで空間を構成し、マジスによるオブジェとコンテンポラリーなインテリアとの新しい関係性を、ショールーム全体を通してプレゼンテーションします。
Kvadratの張地を使用したハイメ・アジョンによる《Piña Low Chair》も特別展示。
Objects by MAGIS
会期:2015年10月24日(土)- 11月3日(火)10:30 - 19:00
会場:MAGIS 東京ショールーム
107-0061 東京都港区北青山1-2-3青山ビル1F
http://www.magisjapan.com/showroom/
「アレキサンダー・ジラード展」Herman Miller Storeで開催 [10月24日-11月7日]
インテリアデザイナー、家具デザイナー、テキスタイルデザイナー、エキジビジョンデザイナーなど、あらゆる分野で活躍した20世紀を代表するデザイナー、Alexander Girardの展覧会「アレキサンダー・ジラード展-彼の独創的なビジョンが生み出した世界」が、ハーマンミラーストアで開催されます。
チャールズ・イームズとジョージネルソンによってハーマンミラーに招かれ、1951年から1972年までの間、テキスタイル部門でデザインディレクターを務めたジラード。レストランのラ・フォンダ・デル・ソルやブラニフ航空のトータルデザインでも有名です。
本展では、ハーマンミラーのアーカイブから厳選したテキスタイル、小物、家具を展示。新作の家具やシルクスクリーンパネル、ジラード財団公認の商品など購入可能なものまで、アレキサンダー・ジラードの世界を楽しむことができそうです。
アレキサンダー・ジラード展-彼の独創的なビジョンが生み出した世界
会期:2015年10月24日(土)から11月7日(土) 11:30~20:00
会場:ハーマンミラーストア
東京都千代田区丸の内2-1-1 丸の内MY PLAZA
「鹿児島睦の図案展2015」青山・doinelで開催 [2015年10月30日-11月17日 ]
独自の世界観で描きだされる動物や植物のモチーフで人気の陶芸作家、鹿児島睦さんの展示会が、10月30日(金)から11月17日(火) まで、東京・青山のdoinelで開催されます。
今年で3度目となる「鹿児島睦の図案展」では、モチーフの線の強さに焦点を当てた新作プロダクトやアートピースを紹介。「かまわぬ」とのコラボレーションによる書き下ろし図案のてぬぐいや、鹿児島さんの図案が宙を舞うモビールの新作、ポスターやポストカードなどのペーパープロダクトが揃います。
会場では今回もライブペイントを開催予定(10/30・10/31)とのことで、こちらも楽しみ。
会場構成はimaの小林恭さん・マナさん、アートディレクションは前田景さん、いつものメンバーが鹿児島さんの魅力を引き立てます。
器などハンドメイド作品の販売会は、11/14(土)のようです。お見逃しなく。
MAKOTO KAGOSHIMA EXHIBITION 2015 鹿児島睦の図案展
会期:2015年10月30日(金)~11月17日(火)12:00~20:00 水曜定休
会場:doinel(ドワネル)港区北青山 3-2-9
http://zuan-zokei.com/zuan-exhibition2015
「建築家 フランク・ゲーリー展」21_21 DESIGN SIGHTで開催 [2015年10月16日-2016年2月7日]
「建築家 フランク・ゲーリー展 I Have an Idea」が、2015年10月16日から2016年2月7日まで、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催されます。
フランク・ゲーリーといえば、スペイン・ビルバオのグッゲンハイム美術館、最近では、フランス・パリのルイ・ヴィトン財団美術館など、見る者を圧倒する建築で話題を集める建築家です。
私にとっては vitraのヴィトラ・デザイン・ミュージアムが記憶に残る建築ですね。
今回の展覧会では、ゲーリーの創造の原動力である「アイデア」に焦点をあて、アイデアが生まれる背景や完成までのプロセス、建築家の変わらぬ信念と力強い姿勢を繙いていきます。
展覧会ディレクターは建築家・田根 剛さん。ゲーリーの「アイデアの力」に注目し、「建築」「人」「技術」の三つの視点で展示を構成。
ゲーリー建築の生命力に満ちた外観と居心地の良い内部空間を、映像で体感できるプロジェクション・マッピングをはじめ、ゲーリーの自邸の映像やオフィス一部を再現した「ゲーリーの部屋」も展示予定だそうです。
ゲーリーのアイデアと、その実現に不可欠なテクノロジーや素材、建設プロセスを紹介する展覧会「建築家 フランク・ゲーリー展 I Have an Idea」。楽しみですね。
2015年10月18日(日)にはフランク・ゲーリー本人が来日し、スペシャルトーク「フランク・ゲーリー:アイデアとその仕事」を開催予定ですが、すでに予約で満席とのこと。
秋の東京デザインウィークの時期に開催されるイベントを探していて、そうだ、ゲーリー展を紹介しようと検索していたら、なんだか話題の佐野研二郎さんの関わりが・・・。見逃していました。
当初、チラシやチケットなどのメイングラフィックを佐野さんが担当することになっていたようで、すでにビジュアルも発表されていました。
9月10日にグラフィック撤回のニュースが流れたようですが、今はどのメディアも記事を削除しているみたい。こちらの朝日新聞デジタルくらいでしょうか、掲載が残っているのは。
佐野氏が制作予定のデザイン使用中止 米建築家の展覧会:朝日新聞デジタル
大人の事情はいろいろと大変そうです。
でも展覧会は楽しみ。会期が長いので、東京に行く機会があったら見に行きたい、ということで情報掲載しておきます。
企画展「建築家 フランク・ゲーリー展 “I Have an Idea”」
2015年10月16日(金)~2016年2月7日(日)
会場:東京都 六本木 21_21 DESIGN SIGHT
時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜(11月3日は開館)、12月27日~1月3日
料金:一般1,100円 大学生800円 高校生500円